
夏らしい花、カンナがまた元気に咲き始めました。鎌倉駅から東京方向すぐのところに、右側に赤いカンナ、左側に黄色いカンナがたくさん咲いています。学生の頃は横須賀線に乗ると窓の外を眺めるのが日課だったので季節の変化でいろいろな楽しみがありました。秋は大船駅にさしかかるカーブのあたりのススキの美しさ。冬は富士山が見えるポイントでは文庫本から目を離して眺めたものです。

この単純な植物がなぜか好きです。夏のコントラストの強い光と影の中で、存在感を増しています。

梅雨明けしたばかりですが秋の草花も咲き始めています。
妙本寺に行ってみたら、工事中の山門脇のノウゼンカズラは2本とも咲いていました。祖師堂では軒下で大勢の人たちが涼をとっていました。喫茶店や本屋さんで涼むのもいいですが、お寺の軒下で風が通るところを知っていると、夏を快適に過ごすことが出来ます。
涼をとる、と言えば数年前に市営プールに行ってみたことがあるのですが、子供の頃は混み合っていたのに、あまりにもすいていてびっくりしました。学生の頃にやったように、手のひらに水をすくって放り投げてみると、目の前で太陽の光がきらきらと乱反射して、あの頃と何も変わってはいない、そんな錯覚を抱いてしまいました。