晩秋と初冬のあいだ

浄智寺
浄智寺

北鎌倉に散歩に行きました。寒さのためか人影も少なく、お寺よりはハイキングコースに向かう人が多い感じでした。この写真の場所の左側の道を登ってゆくと大仏まで行く事ができるハイキングコースです。

東慶寺
東慶寺

晩秋と初冬の間で植物が冬の姿になってゆきます。

今日は手袋をしても指先が冷たく感じました。

秋色の横浜は現在進行中

横浜
横浜

用事があって横浜に行きました。前回訪れた時にきれいだった銀杏の木は葉を落としていて、今は別の木がきれいです。種類や日当たりや風あたりや、いろいろあるのだと思います。でも長く楽しめるのは良い事ですね。日本大通りで。

横浜
横浜

久しぶりに関内から馬車道界隈の古いビルを見て日本大通りに戻る途中で(県立博物館に隣接する、上げ下ろし式の非常階段がある古いビルが工事中だったのが残念でした)。ジャックの塔の前がちょうど黄葉していました。むかし、横浜駅東口でバスに乗ってこの通りを通って通勤していた事があります。まだこの通り沿いに倉庫があって、夏になると倉庫の中の繊維のにおいがバスの中に入ってくる事がありました(当時は冷房ガンガンではなく窓を開けていたのです)。

窓を開ける、といえば中学生の頃渋谷の本屋さんに行く時には東横線の緑色の丸っこいしもぶくれの電車に乗ってゆくのが好きでした。夏休みの印象が強いのですが、車両間の扉は開け放たれていて(もともと扉が無かった?)、停車したり走りはじめたりするたびに空気が通り過ぎて、心地よい揺れとともに眠りを誘って、とっても好きでした。横浜の東横の駅は駅ビルの2階にあったりして澁谷っぽかったのですが今はその駅も駅ビルも無くなってしまいましたね。

帰り道は山手の丘を通ってゆきました。点在する洋館も紅葉に彩られていました。根岸の競馬場もきれいだったのですが、時間がなかったので通り過ぎただけでした。

光則寺でイチョウの葉が散るのを見る

光則寺
光則寺

寒い朝、長谷の光則寺に行ってみました。いろいろな種類の菊がきれいに咲いていました。風が強くてイチョウの葉が風に舞っていました、小鳥のように。晩秋の朝の光則寺は朝陽が射しこむのが遅くて私がぼんやり時間を過ごすとき鳥たちの御飯どきになります。いろいろな鳥たちが庭を移動してゆきます。

光則寺
光則寺

純白の八重のツバキの何ときれいに咲いている事か。これからのロウバイや早春の梅の花のドラマティックさに比べると、12月の後半は絵になる物が少ない時期です。このあいだ息が長い椿が私たちを楽しませてくれるのですが、傷みやすい椿を絵にするのはとても困難を感じます。特に白い花は傷みやすいので、咲き始めに出会う事ができたのは幸いでした。

寒いぞ、風が強いぞ、と天気予報がいうのでダウンコートとぐるぐる巻きのマフラーと手袋で出かけます。紅葉の名所の獅子舞に行って見ようか、とちょっと思ったのですが、結構冷えるのでやめました。光則寺も結構冷えます。蓮の鉢の一つには氷が張っていました。じゅうぶん寒いです。でも陽が射してくるとホッとする暖かさ。太陽信仰がとても自然に思える瞬間です。

 

北鎌倉をのんびり歩く

明月院
明月院

明月院の奥の庭園が秋の一般公開をしています。谷戸ひとつが紅葉を楽しむために整備されています。左の崖には散り始めた紅葉が引っ掛かっています。時々刻々と変化する光線に合わせて姿を変える紅葉の散歩道。

浄智寺
浄智寺

浄智寺で見つけた手裏剣のような葉っぱ。

東慶寺
東慶寺

東慶寺もすっかり紅葉していました。

東慶寺
東慶寺

落ちた葉っぱもきれいです。

マフラーをぐるぐる巻いて、手袋をして北鎌倉をのんびり歩きました。お疲れ気味のこのごろですが、空気や色や光が体にしみこんできて、回復しているな、と感じます。

鎌倉は秋色に染まって

鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮

寒さが増した日曜日、八幡さまの紅葉もきれいになりました。

鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮

朱色と橙が合わさってより華やかに見えます。東北の鮮やかな紅葉を思い出します。

鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮

葉っぱに葉っぱの影が映っています。

鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮

大銀杏の後継者たち。少し黄葉しています。

大巧寺
大巧寺

赤い実のたれている姿が面白いですね。

大巧寺
大巧寺

秋色がうれしい季節です。

妙本寺
妙本寺

妙本寺も少し紅葉していました。

出掛けた時には7℃、冬の装備で出かけました。ダウンコートにマフラーと手袋。たくさん歩いているうちに急に体温があがって、マフラーをとり、コートの前をあけて、それでも暑く感じるようになりました。でも温度計を見ると8℃でした。

神奈川県立近代美術館鎌倉について調べたら2016年に土地使用の期限が切れるので建築家の人たちが陳情書を出している事が分かりました。コルビジュの流れをくむ近代建築として(また世界でも3番目の近代美術館と書いてありました)価値があるとのことです。私にとっては身近な美術館であり学生の頃の思い出の場所でもあります。鎌倉が文化都市である証の一つでもあると思っています。政令指定都市の仕組みのおかげで神奈川県が貧乏なのはわかりますが、鎌倉別館だけだと文化都市にはちょっと弱いと思います。駅周辺で近代美術館のクリアファイルを配っている人が複数いましたがこの関係だったのかもしれません。