山道を歩きたくて、そうだ、ひょうたん池に行ってみよう、と思い立ち出かけました。思いのほか天気が良く快適でした。写真は新ひょうたん池。
久しぶりに訪ねたらコースが整備されていてびっくりしました。大丸山への閉鎖されていたルートも再開したようです。ところで、もうすぐこのひょうたん池のわきを圏央道が横切り様子が変わります。道路の一部である地上区間が、この写真の先を通ります。計画を見ると十分環境に配慮しているなと感じます。車で移動することが多いので圏央道ができる事はいろいろな意味で大賛成です。経済的な効果も計り知れないでしょう。でもなじみの場所が変わるのはちょっとさびしい。私はこの静かな空間を記憶しておきます。
コースの途中、金沢動物園の前を通ります。見晴らしの良い売店でアイスクリームを食べました。せっかく消費したカロリーを上回っているのでは、とふと思いましたが、天気が良くて気持ちがいいのでいいかな。東京湾の海がきらきらしています(写真ではわかりにくいですね)。この地区の工事がまだ終わらない頃に来た事があります。こんないい場所にこんな空間ができるのは素敵だな、と思った事を覚えています。
ブラシの木。5-6月に咲くこの花は10月に咲く事もあるそうです。オーストラリア大陸はいろいろな面白い物がありますね。
白から黄色へのグラデーションが面白くて、そろそろ疲れ気味に見えましたが写真を撮りました。
暑く長い夏が終わったと実感したら、もう肌寒くなる。体感的には秋がほとんどありませんね。身近な低い山の山道を歩く気になれないシーズンが過ぎたのはうれしい事です。
子供の頃は住んでいる家の裏山から山道に入ると、そこは異次元空間のように、どこにでもつながっていました。その異次元空間への入り口を知っている事が大事でした。たいていは神社の裏側にあります。誰も入らないような細い道の奥にあったり、墓地の裏側にあったりします。うーん、いま思うと異次元空間の雰囲気にぴったりですね。山を越えて瑞泉寺に行ったり、天園に行ったり、建長寺に行ったり、六国見山に行ったり、円海山に行ったり。山から里に下りると人の営みがあって交通機関があって、それを利用して家に戻る時には日常の空間を使って帰る。そのギャップが面白く不思議でした。いまは山の奥まで住宅があるので異次元空間の感じは失われてしまいました。でも鎌倉に連なる山道を歩くと、いまもわくわくします。
今日はたくさん歩くつもりだったので、靴は登山用、ザックはGREGORY(金属フレームで通気性の良いラクチンなもの)、速乾性の機能性下着に機能性繊維のラガーシャツ、紫外線対策の帽子、念のためのゴアテックスレインスーツ、GARMINのGPSで出かけました。快適でした。いったいどこに行ってきたの、という感じですね。裏山なんですけどね。