南青山

2023.11.15. Nezu  Museum
根津美術館

梔子(くちなし)

2023.11.15. Nezu Museum
根津美術館

芒(すすき)と紅葉と六本木ヒルズと。借景としてはちょっと違和感があります。でも都心らしくていいです。

2023.11.15. Nezu Museum
根津美術館

点在する茶室と紅葉。

今日は北宋の書画を見てきたのですが、中国語を話す人たちが熱心に見ていました。神戸の白鶴美術館も好きでチャンスがあれば訪れるのですが、昔の日本の人たちが共感し自分たちの文化にしてきた源流を見ることは楽しいことです。

2023.11.15. Minami Aoyama
南青山
2023.11.15. Blue Note
Blue Note

久しぶりにBlue Noteで音楽を楽しみました。Banksia Trio。疾走することに喜びを覚えるエネルギッシュなトリオ。すごい実力者揃いです。こういうの好きです。でも普段聴くならもっと優しいのがいいなあ。それでBill Evansばかりになってしまうのですね。

音楽を聴くならライブですね。でもいつもライブで聴くことができるわけではないのでオーディオという世界が必要です。オーディオの世界も今変革が起きていてDolby Atmosとか空間オーディオとか、メディアを通しての音楽の表現方法が試されています。自宅ではApple Home Pod2台をApple TV 4Kとペアリングして空間 オーディオに対応しています。確かに臨場感らしいものは感じます。従来の2chステレオのオーソドックスなアンプとスピーカーの組み合わせだと(聞き慣れているので)ホッとします。ただその場にいる感じは空間オーディオが勝ります。だから音楽によって切り替えて楽しんでいます。

Jazzに関して言えばライブとメディアの違いは、もちろんライブでは気分が乗ればグルーブするのでレコーディングとは違う楽しさがあるのですが、聴いた感じの印象ではシンバルの音が違うと思います。学生の時にドラムセットを使わせてもらう機会があって Zildjianのシンバルを叩いたことがあるのですがその音はどんなレコードやCDやデジタルオーディオでも再現できないものだと思いました。ちなみに今日のドラムセットのシンバルはISTANBULでした。

上野に出かける

上野
上野

上野の国立科学博物館にラスコー展を見にゆきました。フランスの洞窟に描かれた牛と馬の絵。展示してあるのはレプリカですが約2万年前にこういう絵が描かれたということを実感できて素晴らしい展示でした。

上野
上野

こちらは鹿が簡潔なタッチで描かれています。

昼食を挟んでデトロイト美術館展も見てきました。モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、それぞれ数は少ないのですがいい絵が来ていました。

上野、不忍池
上野、不忍池

不忍池を散歩してきました。池の向こうに弁天堂、そしてはるか向こうに東京スカイツリーが見えます。ボートに乗る人達で賑わっていました。

今日のカメラは iPhone です。

秋晴れ

海蔵寺
海蔵寺

あんなに雨が降っていたのに朝になったら晴れていました。11月3日文化の日は晴れの特異日ですね。海蔵寺に行ってみたら海堂の実がぶら下がっていました。

海蔵寺
海蔵寺

秋の透明な光がきれいです。

鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮

八幡宮は七五三の人たちでいっぱいでした。白旗神社で。

昨日は六本木にダリを観にゆきました。こだわりの強い人でちょっと疲れました。寒くて薄いコートを羽織って丁度良いぐらいでした。今日はうって変わって日差しが暖かくてセーターで風を感じるぐらいが丁度良かったです。

古代ギリシャ展

朝から上野に出かけました。国立博物館で古代ギリシャ展をやっているからです。開館時間に着いたのでそれほど並びませんでした。夏休み前の平日なので展示もゆっくり見ることができました。知識の整理ができてよかったと思います。

以下の写真は以前シチリアに行った時のものです。

Agrigent, CICILIA
Agrigent, CICILIA

アグリジェントはギリシャの植民都市で、不便な場所ゆえによく保存されています。この土地の石は赤いので神殿も赤褐色で夕方の光によく似合います。

Agrigent, CICILIA
Agrigent, CICILIA

アグリジェントの考古学博物館の中庭。地中海の向こうにはアフリカ大陸がすぐそこです。さすがに見えませんが。

Agrigent, CICILIA
Agrigent, CICILIA

展示品はギリシャ時代のもののほか先史時代のものも豊富にあります。たくさんあり過ぎて消化不良になります。

Siracusa, SICILIA
Siracusa, SICILIA

これはシラクーザの考古学博物館のもの。ここもたくさん収蔵品があって消化不良になります。シラクーザもギリシャの植民都市でアルキメデスの出身地として有名です。その後ローマの都市としても発達したためギリシャがそのまま残っているわけではありません。

Piazza Armerina, CICILIA
Piazza Armerina, CICILIA

ピアッツァアルメリーナのローマ時代の床モザイク。一つ目の巨人にオデュッセウスがワインを飲ませる場面。

ギリシャ神話の世界と共に魅力的なのがホメロスの「オデュッセイア」の世界です。地中海を旅するとその世界観がとても身近に感じられます。

ピレネー山脈の春

Santa Eulalia d'Erill la Vall
Santa Eulalia d’Erill la Vall

連休はピレーネー山脈に行きました。山あいのアラン渓谷とボイ渓谷をまわりました。ピレネーの雪をかぶった白い峰とタンポポが咲き乱れる草地と牛と世界遺産のロマネスク教会と。

Vall de Boi
Vall de Boi

Boi渓谷は南北に細長い渓谷で山の中腹に村が散在しています。一番上の写真の鐘楼の上から南側を見たところ。

Vall de Boi
Vall de Boi

Boi渓谷の北側は高い山でふさがれています。

Sant Climent de Taull
Sant Climent de Taull

この日は朝雪が降ったので山の中腹まで白くなりました。昼から晴れて雪も消えてゆきます。右側の集落Taullの宿に泊まりました。

Ermita de Durro
Ermita de Durro

小高い山の中腹にポツンとある小さな教会。

Esglesia de Sant Feliu
Esglesia de Sant Feliu

Boi渓谷で世界遺産になっている九つの教会を巡りました。いずれもそれぞれに素晴らしいものでした。今の季節は中に入れるのは3つだけです。ここのように平地にあるものもありますが、ほとんどは山の中腹の集落にあり、長い曲がりくねった坂道を登って行くとまず教会の塔が見えます。もしかしたら南フランスの「鷲の巣村」のように容易に攻めてこられないように高い場所に住み鐘楼は見張りの塔の役割をしていたのではないか、そんなことを考えました。歴史を振り返るとこののどかな風景の中にも色々考えさせられるものがあります。

この後これらの教会にあった壁画などの美術品を一か所に集めたMuseu Nacional d’ART de Catalunya (バルセロナ)に行き、それがあった場所を思い出しながら素朴で自由なロマネスク美術の世界を堪能しました。保存の問題などあるのでしょうが、やはり野に置け蓮華草、元々あった場所で見る方がいいのになあ、と思いました。

今回は走行距離が925kmでした。いつもは600kmくらいでしたから最高記録です。